高校 高校生が問いかける、琵琶湖と船の未来〜「学び、感じて、考える琵琶湖の未来」

2026.9.4

8月25日(火)、高校2年生 3名(井上栞那さん・門田悠希さん・小島惟愛さん)が主体となって企画したイベント「学び、感じて、考える琵琶湖の未来」を実施しました。滋賀県立琵琶湖博物館様、杢兵衛造船所様、DAS LAB様のご協力のもと、主催生徒3名と、自ら参加を希望した参加生徒21名の計24名(高校1~3年生)が、琵琶湖と船の「過去」「今」「未来」を1日かけて見つめ直しました。

探究活動から生まれた、生徒主体のイベント
本企画は、4月に本校高校2年生が杢兵衛造船所様のご協力のもと制作した映像作品づくりの探究活動(成果はSHIGA FUTUREs THINKING WEEKでも発表)を出発点としています。今回はその活動をさらに広げようと、この3名が自ら企画・運営を担い、教員は伴走・支援という立場で関わりました。

過去を知る ― 琵琶湖博物館で学ぶ
琵琶湖博物館で「船がこれまで人々の暮らしをどうつないできたのか」を学ぶところから始まりました。学芸員の大久保実香様の解説を聞き、展示室では「船」をテーマにしたワークショップに挑戦。チームで気づいたことを模造紙にまとめ、発表し合いました。

「大久保さんの説明や展示でその規模や当時の写真を見ることで、改めてこれまでどのくらい船が生活の一部として大切にされてきたかがわかった。」 ― 参加した高校2年生

今を体験する ― 船に乗って、湖の上から琵琶湖を見る
博物館で過去を学んだ後は、杢兵衛造船所様が運航する観光船「一番丸」に乗船。陸から眺めるのではなく、実際に湖の上に出て、風や水、船の揺れを自分の身体で感じました。船上では「未来に繋ぎたい琵琶湖」をテーマにしたフォトコンテストも行いました。

「船は電車とは違って人との距離を縮める機会となるのだと、大久保さんの話は本当だったと思った。」 ― 主催した井上栞那さん(高校2年生)

未来を考える ― これからの琵琶湖と船を描くワークショップ
1日の締めくくりは、DAS LAB様にお力添えいただいた「未来を考えるワークショップ」です。学びと体験を振り返りながら、「これからの琵琶湖と船で、どんなことができるだろう?」を自由に発想。湖上に泊まれる「湖上ホテル」、船底が全面ガラスの「グラスボート」など、生徒それぞれの関心から多様な未来が描かれました。

体験を通じて感じた変化
実施後のアンケート(24名中19名回答)では、「琵琶湖」「船・水上交通」が自分に近いものだと感じるようになったと答えた生徒が、いずれも8割を超えました。教室での学習だけでは得がたい「実際に見て、乗って、感じる」経験が、地域資源への距離を縮める大きなきっかけになったようです。

「今日通ったのは琵琶湖のほんの一部なのに、それでも十分に時間がかかりました。あらためて琵琶湖の大きさを感じて、これからも大切にしていきたいと思いました。」 ― 参加した高校1年生

過去を知り、今を体験し、未来を考える。琵琶湖と船をめぐる1日を通して、生徒たちはそれぞれの視点で新しい発見と気づきを持ち帰りました。同じ体験をしても、そこから描かれる未来は一人ひとり違う。その多様さこそが、生徒主体の探究活動の面白さだと感じています。本企画は放課後に定期的に集まって行っている探究活動の一環でもあり、部活動と両立しながら参加している生徒も多くいます。生徒が自ら問いを立て、地域の方々と関わりながら学びを深めていくこうした取り組みを、本校はこれからも大切にしていきます。

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