中高 「TOYOTA SOCIAL FES!! 未来へ『むすぶ』米づくりプロジェクト」に生徒が参加しました
2026.9.25
9月20日(日)、滋賀県高島市マキノ町在原で開催された「TOYOTA SOCIAL FES!! 未来へ『むすぶ』米づくりプロジェクト」(京都新聞主催)に、本校の高校生4名と中学サイテック部から5名が参加しました。県内の中高生や親子連れなど、約100名が集まったイベントです。


在原は琵琶湖の最上流部、標高約340mの山あいにある棚田の里です。過疎化や高齢化が進み、耕作放棄地が増えるなかで、少ない農家の方々が田んぼを守っておられます。この日は、その在原で米づくりの現在と未来をともに考えました。

探究でつながる3校の生徒が交流
同じ滋賀県から、滋賀県立伊香高校、滋賀県立高島高校の生徒さんも参加しました。本校を含むこの3校は、いずれも今回の運営に協力されているDAS LABと連携して探究活動に取り組んでいる学校です。学校の枠を超えて一緒に活動でき、よい交流の機会になりました。
午前:データで田んぼを知る〜土壌・水質データ計測〜
堀場製作所・堀場アドバンストテクノの皆さんのご協力のもと、田んぼの土や用水路の水を採取し、pH(酸性・アルカリ性)とEC(電気伝導率)を測定しました。無農薬栽培、有機栽培、慣行栽培、休耕地など、条件の異なる田んぼを数値で比較し、科学的に探りました。


午後:収穫を体験し、味わう〜稲刈り体験〜
20年ほど前に在原に移住された福井朝登さんのご指導のもと、無農薬・無化学肥料で育てられた稲を収穫しました。自分たちの手で鎌を握り、泥に足をとられながらも一株一株丁寧に刈り取っていく作業です。普段の活動での学びとは一味違う、農業ならではの工夫を肌で感じることができたようです。




おむすびワークショップ
ブルーベリーフィールズ紀伊國屋会長の岩田康子さんに、おむすびの握り方を教わりました。おむすび1個の目安は123g。塩は「三本指」でつまむ、ろくろを回すように優しく握る、といった一つひとつの手順を、実際に手を動かしながら学びました。
その中で岩田さんは、「今日口にしたものが、明日の命をつないでいく」こと、そして「食べるものが自分をつくる」ことを話されました。誰かが思いを込めて作ってくれた食事をいただくこと、作り手の思いを受け取り、感謝していただくこと。この言葉を胸に、自分で握ったおむすびをみんなでいただきました。

閉会式:参加者を代表して
閉会式では、参加者を代表して、本校高校3年生の藤田セス和登さんが感想を述べました。「自分には目標があるが、それを叶えたあとに農業の道を選ぶのもいいかなと思えるほど、貴重な時間だった」という言葉に、参加者の皆さんや在原の方々から大きな歓声が上がりました。

おわりに
福井さんからは、「皆さんが稲刈りをしたり、おにぎりを食べたりする姿を見ると、米づくりは農家だけのものではなく、みんなのものだと改めて感じた」という言葉がありました。土に触れ、データで確かめ、感謝して味わう一日は、教室では得がたい学びとなりました。
ご指導・ご協力いただいた福井さん、岩田さん、在原の皆さま、関係企業・団体の皆さまに、心より御礼申し上げます。