高3 ベトナム人技能実習生に日本語を教えました!

2021.7.5

 本校独自に設置されている「国際協力」という授業で、生徒たちが、守山在住のベトナム人技能実習生に日本語を教えました。

  自己紹介から、教室は楽しい雰囲気に包まれ、異文化交流は大きな盛り上がりをみせました。「来日した理由」「職場や家族」などを知るうちに、自分たちと共通しているところと異なっているところを実感していた模様です。

 いよいよ日本語を教える時間になり、生徒たちは事前に用意していたスライドや小道具で授業を行いました。日本語習得の難所である「音便」を丁寧に教え、後半では技能実習生がどの程度習得したのかを全体で共有しました。

 授業後のレポートでは、
「最も印象に残ったのは、(技能実習生の)家族を想う気持ちと行動力である。」
「技能実習生の1日の日本語を習得するための勉強量に驚いた」
と、感想を述べる一方、
「技能実習生は全員家庭の収入が厳しくて働きにきていると思っていた。自分の知見がどれほど狭いかを学んだ。」
「貧困への支援が多くの人の夢へのサポートにつながることを学んだ。」
と、きちんと学びに昇華させていました。

 新型コロナウイルスにより、海外研修などのあらゆるグローバルなつながりが消えていく中で、久しぶりに異文化交流ができた生徒たちは、活き活きとしていました。