中2 後期総合学習③を行いました
2017.11.28
11月18日(土)中学2年後期総合学習③を行いました。
ロボットチームは、2月のロボット競技に使うロボットの躯体完成を全員が達成しました。
この日の最大の難関ははんだ付けです。250℃の高温になるはんだごてを慎重に扱い、コードの一つ一つをつないでいきます。電池、モーター、基盤、コントローラー。非常に複雑な回路のどれか一つでも外れていたり、間違ったつけ方をすると、とたんにロボットは動かなくなります。「先生動きません!」「先生次ウチらお願いします!」方々から生徒の声があがります。指導に来てくださっている滋賀ロボット研究会の皆様、BKCの学生さんたちは大忙し。中には、いくら作り直しても動かないチームもあります。しかし、講師の先生のアドバイスや生徒自身の気づきでやっと自分のロボットが動いた時の喜びはもう、大変大きなものです。「動いた!」あちこちから歓声があがります。苦しいつまずきも乗り越えれば、むしろそれはより喜びを大きくします。今日もいい一日になりました。
次回はそのロボットをより精密に動かすプログラミングを学びます。
国際理解チームは、滋賀県国際協会から大森容子様、また滋賀県国際交流員としてブラジルから来られているホドリーゴ・ブリンカさんを講師に迎え、「共に生きる社会のために」をテーマに多文化共生の学びを深めました。
1時間目は食を通して異文化理解について考えました。各国の美味しそうな食事に生徒は和気あいあいとグループワークに臨む中、人が「食べられないもの」には実は様々な要因があり、「郷に入れば郷に従え」を押し付けるのではなく個人を尊重することが大切であることを学びました。2時間目はホドリーゴさんからポルトガル語で避難指示が!災害時に言語がわからないことがどれだけ不便で不安な気持ちになるかを体験し、言語がわからない人に避難場所のルールをポスターで伝えることに挑戦しました。これは3.11の震災を始め、日本国内でも多くの外国人がこれまでに被災していることから必要とされていることです。しかし、ホドリーゴさんになかなかルールは伝わらず、生徒達は情報の受け手に立った情報提供の難しさを感じていました。最後に、なぜ人は移動するのか、について映像を通して理解を深めました。
いよいよ来週はこれまでの学習内容を活かした、学習支援教室での交流会です。
生命科学部連携チームは、再び立命館大学びわこ・くさつキャンパスにて実験実習をさせていただきました。
《DNAチーム》
先週取り出した自身のDNAから、自分は将来お酒が飲めるのかを確認する作業を行いました。電気泳動法という方法を使って自分が持っているDNAの特徴を分析するのですが、この方法は大学生でも非常に難しい作業です。2㎜ほどの穴にピペットマンを使って自分のDNAを流しこむのですが、ほとんどミスなくこの作業を進めることができました。
結果を目の当たりにした生徒たちは、6年後の成人の日に思いを馳せていました。
《クロロフィルチーム》
植物の中に含まれているクロロフィルを抽出し、色素を分離しました。光合成のなかで大きな役割をに担っているクロロフィルの働きを調べるために植物から抽出したクロロフィルにブルーライトの光をあてるなどの実験を行いました。
クロロフィルにブルーライトを当てると鮮やかな赤色に変色し、その不思議な現象に生徒たちも驚いていました。光エネルギーを吸収したクロロフィルはそのエネルギーを光合成に使用するのですが、植物から取り出したとき、光合成できないため吸収したエネルギーを赤色の光に変えて放出しているそうです。
高校生物・大学生物の内容をわかりやすく教えていただきました。今後はこの難しい内容を自分たちの言葉でかみ砕き、わかりやすくレポートにまとめていく予定です。
ロボット1
ロボット2
ロボット3
ロボット4
ロボット5
ロボット6
国際理解1
国際理解2
国際理解3
国際理解4
国際理解5
国際理解6
生命科学部連携1
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