中1 京都新聞「声~若いこだま」に掲載

2019.3.11

 2月27日(水)の京都新聞朝刊「声~若いこだま」の欄に、中学1年生の岡村陽佑さんと藤田聖理さんの投稿が掲載されました。12期生のNIEの取り組みとして、18人目、19人目の掲載となります。
 今回は初めての投稿ということもあり、特にテーマは設けず、普段考えていることや興味を持っていることなどについて書きました。

 岡村さんは署名活動ということに着目し、その意義について考えました。署名活動は自分の意志を表明し、世論や政治を動かす力を持つものです。中学1年生でありながら、その意義を追求し、問題提起を行った岡村さんの鋭い着眼点は、これからの社会生活の中で大きな力となることでしょう。私学助成金は保護者の負担を軽減するために、国に要望する大切な署名活動です。我々の生活をより良くしようとする署名活動の趣旨をまずしっかりと理解し、そのうえで自分の意志をきちんと表明できる大人になってほしいと思います。

 藤田さんは女優という大きな夢に向かって、強い決意をもって歩み続けています。
「夢に年齢なんて関係ない」という彼女の言葉を読むと、夢を持ち続けて人生を全うすることの素晴らしさに改めて気付かされます。また、それは藤田さんから私たちへの力強いエールであるようにも感じます。「好きなことのためにする努力は、苦しみも楽しみに変えられる」「好きなことを好きと言えるのが、どんなに尊く素晴らしいものか」、藤田さんの夢へのまっすぐな思いは、生きる力そのものです。

 NIEの活動は、新聞を「読む」活動と共に、自分の体験を言葉にしてまとめ「書き」、新聞を発信の場としていくものです。自分の体験をまとめることの積み重ねは、生徒一人一人の未来の自分自身を支えていくのだと思っています。その思いと共に、本校のNIE活動をこれからも継続して行います。

(国語科:武藤希帆)