中3 朝日新聞「声」に掲載

2019.3.11

3月9日(土)朝日新聞朝刊(全国版)「声~若い世代」に、中学3年生の坪田涼香さんとペ・ハンデくんの投稿が掲載されました。

今年度の掲載は19回目となり、10期生のNIEの取り組みとして通算47回となりました。また、坪田さんは3回目の掲載、ペ・ハンデくんは初めての掲載で合計34人目の掲載となりました。

2人とも「私と政治」のテーマで投稿したものです。投稿には実は掲載されるためのポイントがあります。それは「あなただけ」の視点であると言うことです。あなたしか書けない、あなただからこそ書ける文が掲載される傾向が強いです。だからこそ「自分の体験」は重なりにくく、そこにはあなただけの1回性の体験だからこそ感じられる物があり、それを読者は求めているのだと思います。
自分で考えて分かるならいらない情報になってしまいますよね。この点で言うと、坪田さんは「私のおじさんは衆議院議員」、ペハンデくんは「私は日本に住む韓国人」と始まるところには読み手は惹かれます。主張もしっかりしています。現状に対して批判的に展開される主張が今回は秀逸だと感じました。

私たちのNIE活動は、新聞を読み、教科や多くの教育活動に活かすことにとどまりません。「読む」活動と共に、自分の体験を言葉にしてまとめ「書き」、新聞を発信の場としていくNIE活動です。自分の体験をまとめることの積み重ねは、本校が掲げる「挑戦」「創造」「変革」につながり、文の中で書かれた誰かの幸せへの「貢献」につながっていくと思います。文書になった作文は、生徒一人一人の未来の自分自身を支えていくのだと思っています。その思いと共に、本校のNIE活動をこれからも継続して行います。

(NIE担当:細川典敬)

朝日新聞 2019.03.09 声~若い世代「何が正しいか客観的に見る」坪田涼香さん、「日韓 相手側の視点で理解を」ペ・ハンデくん
朝日新聞 承諾書番号(19-1123)
掲載期間:2019年3月11日から1年間
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