守山市公州市・中学生相互派遣プログラム受け入れ事業を実施 ~公州市中学生9名が本校を訪問し、交流やホームステイを行いました~

2020.1.15

 2020年1月9日(木)から1月13日(月)、韓国・公州師範大学附設中学校の中学生9名が本校を訪れ、本校の中学生と交流を行いました。これは守山市の支援も受け、姉妹都市である韓国・公州市にある公州師範大学附設中学校との相互派遣プログラムの受け入れ事業となります。公州市の生徒達は、公州を昨年8月に訪問した本校生徒と再会し、各ご家庭にホームステイさせて頂き日本の生活を体験しました。

 登校初日は既に本校生徒と交流を行った生徒達が来日するとあって、中学3年1組の生徒たちが熱のこもった歓迎の準備を進めてきました。韓国のダンスを披露しあい一緒に踊ったり、韓国語フレーズを用いた「だるまさんが転んだ」を一緒にしたりと、両校生徒が一緒に楽しめるよう工夫を凝らしたプログラムを展開してくれました。緊張が一瞬のうちに吹き飛ぶ、素晴らしいスタートでした。その後、表敬訪問した守山市役所では盛大な歓迎を受け、市長からは「政治や経済の状況に左右されることなく、こうして民間で交流が深めていくことが何より大切だ」と激励されました。
 交流授業では中学3年生の国語、数学、英語、1年生の理科の授業に参加し、日本文化研究部の部員による茶道も体験しました。生徒間で日本語と英語と韓国語が飛び交い、笑顔がこぼれる場面が随所に見られました。

 11日(土)には本校のホストファミリー生徒たちとたこ焼き作りに挑戦。熱々のたこ焼きを「美味しい!」と頬張りました。校内カフェテリアで開催した式典では、ホストファミリーの皆さんや守山市からの参加も頂き、今後の両校間での教育提携について基本合意が伝えられました。また、今回の相互交流の成果が両校の生徒より発表され、また友情の証として、公州の特産物となっている栗の木を記念植樹しました。

 今回の公州訪問団の来訪は、守山市からのご支援を受け、メディアにも注目されるものでした。日韓の政治状況の難しさがクローズアップされる昨今ですが、両国の生徒は、互いに名前を呼び合い、屈託無く一緒に笑い、話し、交流を深めました。名前を呼び合い、一緒に笑う。こうした個々人間の心の交流の広がりが、国と国が理解しあっていく礎になるはずです。

また会いましょう! ト ベッケッスムニダ!