中高Global Leadership Programフィリピンオンラインスタディツアー実施しました
2021.4.6
3月30日、31日に本校Global Leadership Programフィリピンオンラインスタディツアーを実施しました。フィリピンのイロイロ市と繋ぎ、現地の方々との交流を通して、豊かな文化と共に社会問題について学び幸せとは何かを考えるツアーです。
バーチャルツアーではカラフルな街並み、そして想像以上に発展し整備されている都市部をフィリピンの乗り物ジプニーに乗って回り、ある生徒は「心が踊りました」と語ってくれました。そして市内からすぐ郊外にあるゴミ山に住む高校生から話を聞き、周辺を案内して回ってもらい日々の生活を共有してもらいました。研修にご協力いただいた現地支援団体のLOOB代表小林さまからは、「2日間の中でショッキングだったことや理不尽に思ったことを、今は難しくても明日行動に移せるAction Planを考えてみて欲しい」という生徒たちへのメッセージを頂きました。
4月3日の事後学習では、自分たちに何ができるのかという「Action Plan」について、各グループがディスカッション及び発表を実施。これまで学習したことを織り交ぜながら創意工夫されたPlanを語りました。閉講式では2ヶ月間共に学んだチームメイトにお互いに感謝の言葉を述べました。この研修で生まれた学年を超えた繋がりはきっと今後も生徒たちの取り組みを支えてくれることでしょう。
現地研修をコーディネート頂いたWith The World五十嵐さまからは「いつ行動するかを考えて欲しい」という言葉を頂きました。誰もが幸せな社会にするために、まずは知りそして行動を起こす種を蒔くこと。本校のGlobal Leadership Programでは引き続き世界の様々な課題を知り解決方法を模索していきます。
〈振り返りレポートより〉
「かわいそう。」このイメージは行く前にずっと持っていました。でも行ってみてやっぱりショックは持ったけれど、日本の生活環境が一番いいということではないと感じました。フィリピンの方々はその生活で笑顔いっぱいで楽しんでいらっしゃったからです。ずっとどうしたらフィリピンのゴミ山の方が幸せに暮らせるだろうと勘違いしていた自分が恥ずかしいです。パンデミックが終われば現地へ行って、生の異文化体験をし、たくさんのことを分かち合いたいです。ジュースパックバッグも買いたいし、ハロハロや抹茶チョコを食べあいたいし、アニメを語り合いたいし、とたくさんの夢もできました。(新中学3年生)
このプロジェクトに参加してよかったです。このプロジェクトを通じて学んだことはたくさんありますが、それに伴い、ショックも受けました。だからこそ、これからは自分たちで世界の問題を一つずつ解決していくことが世界平和につながるのだと思いました。そしてこの貧困の現状をみんなに知ってもらいたいと思いました。新しい観点、新しい課題がこのプロジェクトで見つけられて良かったです。(新高校1年生)