中3 国際理解教育「多文化共生講演会」を実施しました

2021.6.7

 6月3日(木)6限に、中学3年生(163名)を対象に、多文化共生講演会を実施しました。中学3年生で計画されている今後の研修場所でも異なる民族や人種、宗教の方が共存しているというところで共通しています。では私たちの身近な滋賀県・守山ではどうなのか?多文化共生社会をつくる最前線でご活躍されている守山国際協会・奥村智恵子先生をお招きし、貴重なお話をお聞きすることができました。
 滋賀県の外国籍の人々の割合と、どこの国から来られているのか?どんな外国籍の方々がいらっしゃるのか?どんなエリアにたくさん住まれているのか?さらに学校のある守山にも実は多くの技能実習生が来ていることや、彼らが一体どんなことに困っているのかということ。身の回りで起こっているグローバル化のことを、初めて知る生徒が多くいました。
 本当の意味での多文化共生とは、楽しくきれいなことばかりではない。多文化共生―「共に生きる」のであれば、良い部分も、大変な部分も共有して欲しい―奥村先生からのメッセージを心に留め、一人ひとりの日々の生活の実践に活かしてくれることを期待しています。なお、高校3年生では実際に技能実習生の方をお招きしての授業が予定されています。

■生徒の感想
 今までは、「技能実習生」ということについてあまり深く理解はしていませんでしたが、今回深く知ることができて良かったです。「技能実習生」が身近にいることは、とても意外でした。でも「技能実習生」だから、「安い労働力」となることは、決してあってはならないと思いました。やはり、「言語の壁」は、とても高くて、そう簡単に乗り越えられるものではないけれど、言語の壁を越えられれば、よりコミュニケーションが取れるんだと感じました。

 自分が思っていたより滋賀県に住んでいる外国の方が多くて、驚いた。自分が社会に出て仕事をするときは、外国人の方と働くことが今以上にが当たり前になるんだろうなと思った。