高校 GLオリエンテーション2日目

2022.4.19

 4月16日(土)、昨日に続いて立命館大学大阪いばらきキャンパス(OIC)において、高1GLオリエンテーション2日目を実施しました。2日目の目標は、「本校卒業生、グローバル教養学部の学生、国際関係学部学生らと活動を共にすることで、多様な価値観を持つ他者と協働することの意義を考える」です。
 この日のファシリテーターは、本校GLコースの前身となるAG・ASの卒業生でした。
 まずは、グローバル教養学部、国際関係学部に在籍する留学生や、海外留学経験を持つ日本人学生から、自身のバックグラウンドや体験談などを話していただきました。英語と日本語、両方を織り交ぜての交流となり、英語を使う場面では緊張も見られましたが、昨日学んだ「挑戦心」を持って話をすることができました。

 後半は、LEGOシリアスプレイスでのワークショップでした。「自分ってどんな人?」を各自LEGOで作り、その後、このオリエンテーションのメインテーマである「持続可能な社会」をグループで作りました。「持続可能な社会」というテーマが難しいのに加え、各自の想いを「見える化」し、一つの形に仕上げていくことは簡単ではありませんが、だからこそ創意工夫が求められます。各グループ、お互いにコミュニケーションを大事にしながら、思い思いの作品に仕上げていました。

【生徒の感想より】
初めは突然の留学生との交流だったためすごく緊張したし、自分の伝えたいことが素直に言えず戸惑ってしまうこともあったけど、私たちにわかりやすいようにお話ししてくださったり、少しコミュニケーションをとったことで話しやすくなった。少しずつ対話を進めていく中で私もグループの人も質問にも慣れてきて時間の使い方など自分の聞きたいことも積極的に聞くことができるようになってきた。また、私は異国の文化の違いについて興味があったのでその内容についても聞くことができたり、本当に濃い時間を過ごすことができたと思う。

レゴを使って自己表現するときは難しいし、初めの数分は自分ってなんなのだろうかと考え込んでしまった。その後もたくさん考え込んだ結果、私は「今」ではなくてこういう人になりたいという未来を描こうというふうに考えた。先生の求めているものとは違うかもしれないけど今の自分がそういう人を目指していることを伝えようと思った。私は笑顔で明るく過ごすこと言う簡単そうで難しいことをしている人になるのが理想だから明るい色をたくさん利用した。その後、持続可能な社会というテーマでの創作では、今人間が便利を求めすぎて失われかけている自然に目を向けた。他のグループには昨日考えた経済やジェンダーの問題などが含まれる社会に目を向けて作っていて、持続可能な社会を作るにはやはりSDGsが大きく関係していることを改めて実感した。その時間は大学生の皆さんとのコミュニケーションに集中しそれ以上考えは深めていなかった。

最後、先生が話してくださったとき、そうだ自分たちに無関係な話なんかではないのだ、そもそもこんなに学習しているのに自分にできることは考えず何も行動しないというのはどうなんだろうかということに気づいた。この時にやっと考えを中学の時よりもより深く捉えることができた。今年一年の間にこの答えを見つけ、行動に移すまでを大きな目標としようと考えた。