高校留学経験者の先輩との座談会を開催しました

2022.7.29

立命館守山高校には、条件を満たせば最長で1年間海外留学ができる単位認定留学の制度があります。これまでに多くの先輩が挑戦し、視野をぐっと広げ逞しく成長して帰ってきました。留学先での生活の様子は実際どんなものだったのでしょうか?現地の高校生活の様子は?授業についていくのは大変だった?留学して得たものは何??

7月26日(火)、高校留学を経験した5名の本校生が、今、高校留学に関心を持っている後輩やご家庭の皆様からのこんな疑問に答えました。
会場には14名の後輩・保護者の皆様が集い、次々と質問が寄せられ、先輩達は寄せられた質問に対して率先して自らの経験と思いを語りました。先輩達が仲間の語る内容に深く頷く様子、参加者の皆様が熱心に聞き入る様子が印象的でした。

【主なQ&A抜粋】
Q|英語に自信があって留学したのですか?現地の授業についていけない時はどうしていましたか?
A|「英語に自信を持って留学したが、はじめは分からないことばかりで大変だった。特に専門用語の多い授業では最初の1か月くらいは辞書で単語を調べまくった。」
「英語に自信がなかったので克服するために留学した。難しい言葉が多くてとても困った授業では、先生に相談したら課題や試験などについて自分のできることを踏まえて柔軟に対応して下さった。抱え込まずに相談することが大事。」
「ESL(留学生用英語授業)の先生が英語以外の教科の相談にも乗って下さった。」

Q|現地のホストファミリーとの生活で困ったことはなかったですか?
A|「自分の文化が相手に通用するとは限らない。お互いに相手のやり方を尊重しつつ、コミュニケーションをとってお互いにとって良いやり方を見つけていくのが大事だと思った。」
「食事の席で政治の話題が出ることがかなりあり、日本はどうかと聞かれた時に答えられず困った。もっと日本のことを知って英語で説明できるようにならねば、と思った。」
「ホストが中華系の家庭で、家庭内で中国語を話すことが多く初めはどうしたらいいのか戸惑った。ただ、こちら慣れてくるとともにファミリーもこちらの気持ちを分かってくれるようになって気にならなくなった。」

Q|帰国してから学校の勉強に追いつくのが大変ではないですか?
A|「この夏休みは、学習のキャッチアップに部活にやりたい活動にと、史上最強に忙しい夏になりそうです!」
「現在、勉強のキャッチアップに一生懸命取り組んでいる。得意な教科はそこまで困っていないが苦手な教科や知識が必要な教科は特に頑張っていきたい。」
「3学期中に帰国し、その後しばらくして他の生徒とともに次の学年をスタートできたからか、比較的スムーズに本校の勉強に戻ることができた。」

Q|留学を経て、この先の進路や将来像をどう考えていますか?
A|「留学に行く前は大学でどんな学部に進みたいかピンとこなかったが、今は国際系の学びができる学部に行き、将来も国際的な活動に関わっていきたいと思っている。」
「海外大学への進学や海外に住むということが現実的な選択肢となった。」
「留学を経て日本の良さに気付くことができ、日本で何かできることはないかと考えるようになった。海外の良い取り組みやイベントを日本で広めるようなことができたらと考えている。」

≪先輩から後輩へのメッセージ≫
「後悔しないようチャレンジを!(やろうかどうしようかと迷っているならGO)」
「自分から行動を起こそう!(留学生として特別扱いはされない。自分から発信を)」
「適度に諦めることも大事!(考えすぎず、完璧を求めすぎず、肩の力を抜いて)」
「一人で抱え込まずに周りに発信を!落ち込んだ時も考えすぎずに常に前向きに!」
「英語力より英語を話す気があるかどうかが大事!怖がらずにチャレンジを」