高2FT 第3回朝日新聞連携講座が行われました

2022.10.18

10月14日（金）、今年度3回目となる朝日新聞連携講座が行われ、高校2年FTコースの生徒に対して、朝日新聞大阪本社編集局編集委員の石合力氏より講義いただきました。
第3回講座のテーマは「ウクライナ問題と国際関係」についてでした。

はじめに、「ロシア」という国の歴史や成り立ちについて、かの国の音楽や映画などを交えながら、丁寧かつ熱心にご講義いただきました。日々の報道等で国の名前を聞くばかりという生徒にとっては、興味深い内容であったように見受けられました。
その上で、「ウクライナ戦争と呼ばれる紛争は何故起きてしまったのか？」「主要各国の思惑は？」「ロシアは今後どのように動くのか？」など、複雑に絡み合うウクライナ情勢について、分かりやすく、かつ、特派員として世界各地を飛び回っていた石合氏ならではの実感のこもったお話に、生徒も熱心に聞き入っていました。
また、ウクライナ問題に限らず、広い視野で世界を眺め、問題を見極めていく能力の重要性もあわせて訴えられていた石合さんのご講義は、ニューヨーク研修を間近にひかえた生徒にとって、非常に意義深いものだったように感じました。
元国連難民高等弁務官・緒方貞子氏の言葉も引用しつつ、「自分から問題のあるところに飛び込んでいく」「問題を現実のものとして、自分事として捉え、なんでもやってみる精神でチャレンジする」ことが大事であるという石合さんのお話は、多くの生徒の胸に響いたことでしょう。

質疑応答の時間では、校内のサークルにて「ウクライナ問題勉強会」を実施したという生徒から、「高校生の私たちがそういった運動を広げていくにはどうすればよいか」といった質問が出るなど、講義の内容を自分なりに咀嚼し、これからの自身を変えていこうとする生徒の姿が非常に印象的でした。