高校生なるほどアイデアコンテスト2022 大分県教育委員会教育長賞受賞!

2023.2.21

ユニークなビジネスアイデアや地域づくりプランを全国の高校生から募集する「高校生なるほどアイデアコンテスト2022」(略称「なるコン」、大分大学・大分県教育委員会・大分合同新聞社の共催)が開催され、高校3年 前田光希さんが、大分県教育委員会教育長賞(第2位)を受賞しました。前田さんは、グローバルAPという授業において、「和菓子LOVERな高校生を増やそうプロジェクト―ワノチカラ(和の力)をきっかけに高校生にとって和菓子をもっと身近に―」というプロジェクトで、和菓子の魅力をスポーツ界を通じて発信しようという取り組みを行いました。また、前田さんは同プロジェクトで、第10回高校生ビジネスプラングランプリ(主催:日本政策金融公庫)においても4,996件の応募の中から見事「高校生ビジネスプラン・ベスト100」にも選出されました。

【プロジェクト概要】
なぜ、私がこの社会課題に挑むのかというと、私は和菓子を試合時の補食にしていて大好きなのですが、日本の若者の間では和菓子離れが進んでいるからです。和菓子は高糖質・低脂質でスポーツの補食となるため、スポーツ界で和菓子の力を広めれば若者にとって和菓子が身近になると考えました。

そのためのアクションとしてスポーツの補食となる和菓子の「ワノチカラ」を和菓子屋と共に商品開発し、高校生や中学生に販売をしました。8月の第一弾ワノチカラは立命館守山高校・陸上競技部の中から18名に販売しました。事後アンケートでは全員が和菓子のイメージが変わったと回答し「和菓子を日常的に食べたくなった」という意見が特に多かったです。第一弾ワノチカラのアンケートで得た「スティック状の方が食べやすい」「豆を多くしてほしい」という意見をもとに改良した第二弾のワノチカラを立命館守山中学・高等学校の購買で販売しました。アンケートでは69人中94.2%の人が今後もスポーツの補食として和菓子を食べてみたいと回答しました。この2つのアクションで若者に和菓子を身近に感じるきっかけを作れたと思います。しかしタンパク質量が思いの外増やせず、コスト内で理想の補食を実現することは難しかったです。

この経験を通して私は今世界各地の伝統的なお菓子を作る人たちとそれらの継承について話し合ってみたいです。私はスポーツを通して和菓子離れに挑みましたが、世界にも和菓子のような伝統的なお菓子があるわけで、これらがどのように受け継がれているのかを知ってみることで何かヒントがあると思います。身近なものと世界との共通点を見つけることで視野が広がっていくと思います。(本人コメントより)

詳しいコンテスト結果についてはこちらから
高校生なるほどアイデアコンテスト2022審査結果
https://www.ec.oita-u.ac.jp/narukon/2022/

第10回高校生ビジネスプラングランプリ最終審査会開催結果
https://www.jfc.go.jp/n/grandprix/10th_result.html