高校 SMAP日米高校生協働成果発表会を実施しました

2023.2.17

2月4日、本校の生徒10名と、アメリカ・ミシガン州のアテンズ高校、トロイ高校の11名の生徒たちによる、協働成果発表会をオンラインにて実施しました。これは、安全保障の危機が叫ばれる昨今、日米関係の今後について考えることを目的に、沖縄の米軍基地問題の様々な側面について約半年間リサーチ、議論してきた内容について、多くの人に知っていただくために実施しました。

当日はミシガンからはミシガン州議員代表のブレンダ氏、ウェイン州立大学で平和学を教えていらっしゃるピアソン博士、滋賀県国際課で現在ミシガン駐在員である松原様はじめ、30名以上の外部の方にご参観いただき、本校からは校長、副校長が参加しました。本校の生徒たちは5つのグループに分かれ、経済、騒音、環境、歴史、沖縄の人々の考えという異なるテーマについて、アメリカの生徒は日本語で、本校生徒は英語での発表を行いました。発表後、今回の取り組みについて大変意義があることや、日米の高校生間での交流をぜひ続けてほしいと言った温かいコメントをいただき、生徒たちも達成感と共に、これからの自分達の担うべき責任について改めて感じたようです。

今回実施したプログラムは、滋賀県と姉妹都市であるミシガン州との間で、若者がコロナ禍でもオンラインで交流できるよう始まったShiga-Michigan Assembly Project for Youthの取り組みの一つです。本校では2020年度から継続して実施しており、6期目となる今回は、学校法人立命館で実施しているグラスルーツ支援制度のプロジェクトに採択されました。

なお当日の発表の映像については下記よりご視聴いただけます。
https://youtu.be/tvWyWTJEfYE

【参加生徒より】

  • 1番の発見は、今までだと含まれなかったであろう米軍基地に対する利点が、今回の発表には多く含まれていたということです。沖縄に行って、基地の人や現地の人からのお話を聞けたからこそ、書ける意見だなと思いました。最初のミーティングの時の私たちは否定的な意見が多かったかなと思います。その為、利点を知って米軍基地の新しい見方を知ることができていたので1番の発見だと思いました。
  • それぞれの観点で問題を捉えた際、二極化にはとどまらないほどの様々な考え方があり立場や見方によって意見が違うことを改めて感じました。一つに意見を定める必要はなく、それぞれの意見の土台になっている“根拠”を吟味した上で私たちはどう思うか、どう考えるかが最も大切なことだと思います。
  • 同じものを経験しても、興味のあるトピックによって色々な見方ができることが 今回の一番の気づきだった。それぞれのトピックを掘り下げ、賛成・反対の二択を超えた考え方をメンバー全員がしていたのがとても良かったと思う。