高校海外研修レポート⑤ タスマニアコース
2023.3.8
現在実施されている全8コースの各研修について、各コースに特徴があります。その一端をご紹介します。
2月28日から3月10日、オーストラリア南海岸沖にあるタスマニア島で、40名が参加してのプログラムを実施中です。環境問題に対する具体的な解決策を提案することをテーマに、タスマニア島の北から南までを縦断する形で、山・海と、「世界で一番空気が美味しい」と言われる美しい自然、多様な野生動物と触れ合えるコースです。
タスマニアデビルの保護施設、クレイドルマウンテン国立公園に訪問した際には、タスマニアデビルをはじめとしたタスマニアに生息する動物の保護の仕方、生態、環境について学んだり、現地の環境や植生について学びました。柵などがなくわずか数メートルの位置にワラビー(タスマニアに生息する動物)がいたりと日本では中々経験できないことを経験。また、オーストラリアの先住民であるアボリジニの歴史や現在の関わり方を学び、生徒たちは「違う種族や国民・価値観の違う人たちでも相手のことを学び理解して、リスペクトを持って良い関係を築いていくこと」の大切さを学んだとのことです。また、訪問しているホバートカレッジでは同年代と共に現地授業を受けたり、交流を楽しむ時間を持っています。
環境問題はもちろんのこと、現地の人々との触れ合いの中で、環境意識の高さを知り、自分達にとって身近な琵琶湖について、もっと環境保護を意識する人が増えボイ捨てのない綺麗な琵琶湖にしたいと感じた生徒もいました。
自分達なりに、自然環境問題に対して本気になって立ち向かい、今後の人生どのように生きていくべきか、生徒たちは現地の研修を通じて向き合っています。どのような内容のプレゼンテーションを現地の方に発表できるのか、楽しみです!