高3GL 東京研修のご報告

2023.5.9

4月26日から4月28日の期間に実施した、高校3年生GLコース東京研修が無事終了致しました。

1日目
・文系→東京国立近代美術館&立命館大学東京キャンパスへ
・理系→筑波 高エネルギー加速器研究機構へ
文系コースは、まず美術館で絵や彫刻を題材にして、なんかいいな!という思いを他者に言語化して伝えるというワークショップを行いました。次に立命館大学東京キャンパスでは、あの街に再生エネルギーを導入するにはどうしたらいいのか、というワークショップを株式会社パシフィコエナジーの協力を得て行いました。このワークショップはクラスを開発部門、エンジニアリング部門、投資部門、地元住民に分けて実際の開発における諸課題について学びました。
理系コースは筑波に所在する広大な土地を利用した加速器を使って、光速まで加速した電子と陽電子をぶつけるbelle2 実験の施設研修を行いました。宇宙の始まりビックバンからなぜ物質が生まれたのか、その物理学理論を実際に実験によって検証する最先端の研究の一端に触れることができました。この場所はノーベル物理学賞を受賞した小林、益川論文の実証研究施設としても有名です。

2日目:自主研修フィールドワーク
2日目は各自で定めた探究課題をもとにそれぞれがあらゆる場所へ向かいました。
ある生徒はザリガニを食べる際の危険性等を調べるため、ザリガニの釣り堀や料理店、そして目黒寄生虫館を訪問し、研修を行いました。ここでは一人一人が異なる課題意識を持って行動し、自身の興味関心に応じて探究学習を行うことができました。このフィールドワークが自分の解決したい社会課題を論じていく高3探究論文につながっていくことになります。

3日目:スモールワールズ東京でのキャリア教育
スモールワールズは小さなミニチュア博物館のような場所で、ここで最後の研修を行いました。施設のスタッフさんより今後の世界の動きや、キャリア形成に役立つ様々な情報を知ることで、生徒達の将来に役立つ研修ができました。