高2 日本史探究 下之郷史跡で弥生時代の稲作を実証実験をしました

2023.6.7

 今年度から開講された高2選択「日本史探究」の授業で、下之郷史跡公園へフィールドワークに行きました。
 下之郷遺跡は、本校から徒歩25分程度のところにある守山市下之郷町で発見された弥生時代中期の大環濠集落で、この時代の環濠集落としては、滋賀県最大、全国でも屈指の規模を誇っています。この由緒ある遺跡で、弥生時代の稲作について考えようと、琵琶湖博物館の学芸員監修のもと、米作りの実証実験に参加しました。弥生時代の稲作は、直播だったのか移植(苗を植える)だったのかの論争があるようです。また、田んぼ自体も、耕して使っていたのか、そうでないのか(耕起・無耕起)、よくわかっていません。具体的な実証をする上での知識にはまだ乏しい高校生ですが、「日本史を探究するとはどういうことか」については学ぶことができました。
 秋には稲が収穫できるようになるので、そこからどのような検証結果が得られるのか、楽しみにしたいと思います。