中高 「包括的性教育プログラム」を実施しました

2023.9.6

 1学期から2学期初旬にかけ、中学1年と高校1年・2年生に性教育を実施しました。講師は養護教諭/思春期保健相談士の山村と、スチューデントサポーターの大月です。
 身体の発達にとどまらず、人間関係やジェンダー平等など幅広い内容を含み、子ども自身の尊厳や幸福を尊重した関係構築のスキルや知識を身に着けさせる性教育として、ユネスコは「包括的性教育」と定義しており、立命館守山でも採用しています。
 「社会的に・具体的に・グローバルに」という視点から、各学年のプログラムを実施しています。法律や制度、統計や国際比較なども、生徒の日常的な出来事としてかみ砕きながら伝えています。また、生徒が性に関する悩みや困りごとを、少しでも気軽にできるような雰囲気づくりにも努めています。中学1年生や高校1年生には、刑法改正など社会的背景も紹介しながら、性的同意やデートDV、性被害の実態やプライベートゾーンなどについて、高校2年生では、台湾では小学校から学ぶフィンドムに実際に触れたり、パリ市で中高生に配布されているデートDVチェッカーを用いたり、学年に応じた人間関係の築き方を学びました。今後、他学年や海外研修に行く生徒を対象にしたプログラムを予定しています。各学年のテーマについては7月の保健だよりに掲載していますのでご確認ください。

【協賛企業】
・withセイシル/株式会社TENGAヘルスケア 様
「デートDVチェッカー」など性教育教材や、セクシャルウェルネス製品提供
・株式会社アートメディア 様
性感染症などの予防に効果のある、フィンガーグローブ「findom(フィンドム)」提供