高校 RSGF (Rits Super Global Forum)に参加しました

2023.12.12

This week 3 Ritsumori high school students joined RSGF (Rits Super Global Forum) at Ritsumeikan High School. The event was attended by about 140 students from 16 schools around the world. Students from different countries worked together throughout the week to design a product to promote diversity and understanding in the field of gender, disabilities, and race. On the final day, in small teams, all students gave a presentation about their product. One of the Ritsumori students was in the winning team!

本校の高校1・2年生3名が、11月12日から11月16日まで立命館高等学校にて開催されたRSGF (Rits Super Global Forum)に参加しました。世界十数か国から140名もの高校生が一同に会し、多様なアクターが共存する社会を目指す製品を考案、様々な視点から議論しました。最終日には各グループがプレゼンを行い、本校生のチームも賞を頂きました。

《生徒の感想より》
・私はこのプログラムに参加する前まで、10か国もの人々とうまく話し合いをすることはうまくいくのか、などといった不安を頂いていました。ですが、終えた後、one for all, all for oneというものを強く感じました。私たちは沢山の人々とディスカッションを行いましたが、そこでは一人一人が同じグループや他のグループの意見をリスペクトして話し合いを行えていました。これは決して簡単なことではないゆえに、驚いたのを覚えています。11か国の国境をまたいだとしてもこれが成立するのは、お互いが理解しあえていたからだと私は考えます。これができていないからジェンダーや人種に対する差別が起き、互いをリスペクトできていないという環境が今、世界各地に生まれてしまっているということを強く感じました。このように、プレゼンやディスカッションを通して差別や障害、自然に対する考え方も大きく変わりました。

・私は、このプログラムで、世界にはさまざまな問題があり、その問題が共通していることが多いと思いました。その問題を解決するには、意見の交換が重要で、自分の意見を言うことが求められます。差別や偏見、環境問題などの点から一つのアイデア、製品を作ることは難しかったけれど、たくさん話し合って作ったプレゼンは達成感が大きかったです。また、参加したことによって日本では思いつかないような案が多く、柔軟な意見を聞くことができ、自分もこんな発想ができたら未来をより良くできるのではないかという自分への期待を持つことができました。

・国々によって知っている情報が全く違うことを学びました。例えば、日本人やアジア人たちはあまりベジタリアンやビーガンの定義などの知識がありません。しかし、スウェーデンやイギリスからきている生徒は調べなくてもきちんと理解している様子でした。こういったいろいろな地域から集まった人と物事を考えると、もとから知っている知識を出し合うだけでも面白いものが生み出せると考えました。
また周りの国際生は日本語が話せるなど母国語と英語の他に、もう一言語習得している方が多かったです。日本人のほうがグループで多いこともあって、どうしても伝わらないときに国際生が英語を日本語にしていて、すごく驚いたとともに、刺激を受けました。これからの時代、英語が話せることはもちろんもう一言語あればもう一歩進んだ話し合いができると感じました。