アバターを用いた性教育の実施報告と、メディア掲載のお知らせ

2023.12.21

 12月1日、中学2年生を対象に、包括的性教育プログラムを実施しました。今回の内容は、性の多様性や境界線、性的同意についてです。LGBTQの名称や同意の重要性に言及するだけでなく、具体的な事例や今年7月に行われた刑法改正の話を交えながら、生徒たち自身が自らのバイアスに気付き相対化できるような内容を実施しました。

 また、今回は新たな取り組みとして、授業にアバターを用いる試みを行いました。協力に応じてくれた中学2年の近江愛夏さん・松島諒英さんが、それぞれ自由な見た目や着せ替えをしたアバターを授業内で紹介。性の多様性を理解するための四要素を意味するSOGIESC(生物学的な性・性自認・性的指向・性表現)を理解するためのワークを行いました。アバターを使うことによって、生徒は具体的に、かつ興味をもって主体的に考える様子が見られました。

 また、高校2年生を対象に、8月に実施した包括的性教育プログラムの内容が、株式会社TENGAヘルスケア様のWebサイト「withセイシル」で紹介されました。
https://with.seicil.com/blogs/news/studentdatedvchecker
 株式会社TENGAヘルスケア様には、「デートDVチェッカー」など性教育教材や、セクシャルウェルネス製品提供でご協力いただいております。

 立命館守山中学校・高等学校では今後も、学年や機会、生徒のニーズに応じた包括的性教育プログラムを実施していきます。

※アバターを用いた授業の実施には、一般社団法人インパクトラボ上田様、中井様、渡邊様、にご協力頂きました。