高校 海遊館にて研修を実施しました

2024.2.28

 2月10日(土)に海遊館にて研修を実施し、高校1年生と3年生の希望者16名が参加しました。
 まず、学芸員の方から魚類のヒレについて講義していただきました。その魚の生息場所によってヒレの形態がどのように変化するのか、またヒレの形が遊泳速度にどう関係しているのかといったことを教えていただきました。初めて教えていただくことばかりで、参加生徒は全員、興味津々で聞いていました。
 次に、魚類の解剖実習を実施しました。この実習のために用意していただいた4種類の魚類を班に分かれてそれぞれ解剖していきました。外部形態をじっくり観察するところから始まりました。これまで普段の生活でも魚をほとんど触ったことのない生徒もいたようですが、鱗のつき方やヒレの棘の有無など、実際に触ることで感じる発見もたくさんありました。そして実際にハサミを用いて解剖していくと、臓器のつき方が種によって全く異なっていることがわかりました。自分たちの担当する魚類がどのような特徴を持っているか解明しようと、どの班も夢中になって解剖をしていました。
 その後、それぞれの班で解剖した魚がどのような特徴を持っていたか、学芸員の方のアドバイスをいただきながらグループディスカッションする時間が設けられました。議論したことをグループ間で発表しあい、想像力をフルに働かせ考える楽しさを感じていました。
 海遊館での研修は今回が初めてでありましたが、非常にたくさんのスタッフの方に協力していただき、大変有意義な研修になりました。プロの方々から教えていただくことで知ることも数多くあり、今後の進路を考える上でも大きな経験となったといった感想を話してくれました。本実習が大学進学後や今後の探究活動においても、活動の糧になればいいなと思います。