高校 天王寺動物園と大阪市立自然史博物館にて研修を実施しました

2024.2.28

 2月9日(金)に天王寺動物園と大阪市立自然史博物館にて研修を実施し、高校2年生と3年生の希望者14名が参加しました。
 午前中は天王寺動物園に行きました。まず、獣医の方から動物の骨格や食性について学習しました。骨のつくりによって歩き方や走る速さが変わることに興味深く話を聞いていました。その後は、実際に動物園のサバンナエリアをガイドしていただきました。単に飼育されている動物を見るのではなく、どんなところに注目して動物を観察すればよいか、とても詳しく教えていただきました。これまでに授業で学習してきたことも、実際の動物を観察しながら振り返る時間になり、有意義な時間となりました。
 午後は大阪市立自然史博物館に移動し、研修を実施しました。自然史博物館では、様々な動物の骨格標本が展示されており、そのような標本がどのような過程を経て作られていくのか教えていただきました。その後、実際の動物の骨を洗い標本をつくる作業を体験させていただきました。今回はイヌとシカの骨を使わせていただきました。じっくりと観察しながら、肋骨の1本1本の違いや脊髄の構造に至るまで注意深く標本を作製していた様子が印象的でした。
 動物を専門とする方々から直接講義を受け、本物に触れることができたことで、研修に参加した生徒たちは、とても濃密で有意義な時間を過ごしました。大学進学後や今後の探究活動においても、活動の糧になればいいなと思います。