ユネスコ・高校生カンボジアスタディツアー報告を実施しました

2024.12.24

 7月29日から8月5日、本校高校3年生の末瀬花さんが、「第8回カンボジアスタディツアー」に参加しプノンペンとシェムリアップを訪問しました。これは公益社団法人日本ユネスコ協会連盟と公益財団法人かめのり財団とで共催されたプログラムで、全国のユネスコスクールの中から10名の高校生が参加をしました。本プログラムは国際協力の現場や、世界遺産など伝統文化の息づく村において、現地に暮らす人々との交流を通して、教育や文化の面、およびSDGsの観点からカンボジアが抱える課題を積極的に学び行動に生かすことを目指して実施されました。今回、10月に当法人のウェブサイトに本生徒の報告レポートが掲載され、また12月に校内の授業での成果報告を実施しました。現地での学びを元に、これからの自身の学びをいかに貢献できるかを考えていってくれることを願っています。

詳細はこちら:https://www.unesco.or.jp/activitiesitem/terakoyaitem/28582/

【本人のコメントより】
 現地に訪れた際、教育や医療、経済面など様々な面で、自分の想像とのギャップを感じることが多かったです。特に経済面では、大きな格差を感じることもあり、まずは正確に現状を理解する必要性を感じました。
 また、現地の子どもたちが日本の子どもたちの何倍も意欲的に学ぼうとしている姿勢も見ました。日本では、「勉強できる環境に感謝して努力しなさい」とよく言われがちですが、それだけでなく、「自分の学びを通じて、恵まれていない環境で勉強する子どもたちにどのように貢献できるか」というように思考を変えなければならないと痛感しました。
 今でも連絡を取り合ったり、一緒にボランティアプロジェクトに行ったりできる素晴らしい仲間とも出会えた研修で、参加させていただいたことに心から感謝しています。