韓国・鐘路(ジョンノ)産業情報学校より15名を受け入れました

2025.1.24

 1月14日・15日の二日間、教育提携校である韓国の鐘路(ジョンノ)産業情報学校より、高校生15名を受け入れました。2022年度よりオンライン交流を続けてきましたが、ソウル市教育庁から「対面交流活性化事業」の 対象校として指定をされたことがきっかけで、本校訪問が実現しました。

 1月14日は高校1年8組の生徒たちと交流授業でともに学んだり、中学日本文化研究部の生徒たちによる茶道体験に参加したり、学校生活を体験しました。その日は本校生の家庭でホームステイをし、翌日15日はホストブラザー・シスターである生徒たちとともに京都フィールドワークを行いました。
 社会科の交流授業では、食材カードを利用した仮想カレー作りのグループワークを通して、両国共通の問題でもある水資源について考えました。国語科の交流授業では、日本の小学校教科書の読み解きから、読解力がつかない原因を体感しました。鐘路側からは、朝鮮半島の伝統的な遊びであるユンノリの紹介があり、本校生たちは興味深そうに挑戦していました。
 茶道体験では、作法を教えてもらいながら抹茶を味わいました。「抹茶味のお菓子は好きだけど、本物の抹茶は初めて」と言いながら楽しんでいる様子が見られました。中には、「とても美味しかったのでもう一杯」という韓国生徒も。放課後は、1学期にオンライン交流をしていた本校高校生たちとの歓迎会を実施し、対面での再会に大変盛り上がりました。
 ホームステイは一泊だけでしたが日本の家庭生活を存分に楽しみました。15日に実施した京都フィールドワークでは、ホスト生徒たちがグループ毎に事前にコースを考え、嵐山や伏見稲荷、平等院、今宮神社、下鴨神社、河原町など、京都の人気スポットを巡りました。一泊二日という短い間ではあったものの、日韓に共通することや異なることなど様々感じながら濃い時間を過ごし、仲を深めたようです。

 今回の交流がきっかけで、相互理解を深めようとする姿勢が今後さらに育まれていくことを願います。


【授業交流をした生徒たちより】
・日韓交流でも交流したことがあって実際にお会いすることをずっと楽しみにしていた皆さんと直接交流ができてすごく嬉しかったです。実際に日本語で話すのは緊張したと思うけど、積極的に話しかけてくれたり韓国語を教えてくれたりして楽しく過ごせました。良い経験になっていたらいいなと思います。これからもずっと連絡を取り合いたいです。
・韓国の方々が自分たちの思った以上に日本語が流暢で驚きました。日常会話ではあまり使わないような言葉も理解していて、どれだけ日本語の勉強をしてきたのかがわかり、日本人の一人として嬉しくなりました。