高校 国際プレゼンテーション大会(ASEP2024)で最優秀賞を受賞!

2025.1.24

 2024年12月27日、28日に台湾で開催された国際プレゼンテーション大会、Asia Student Exchange Program2024(ASEP)において、本校の生徒が高校生部門Cブロックで見事最優秀賞であるPlatinum Awardを受賞しました。
 今回の大会には、高校1年の片桐さん、橋本さん、高校2年の渡邊さん、高校3年の岡本さん、島津さんの5名が参加しました。今年のASEP大会テーマは「Net Zero Life Style」で、海外姉妹校である台湾の中正高級中學と合同チームを組み、「ファストファッション」に焦点を当て問題解決に向け協働で活動を進め、その成果を英語で発表しました。
 5名の生徒にとっては台湾への渡航やホームステイを含む全てが初めての挑戦だったため、事前の準備や活動の中で上手くいかないことや大変なことも多々ありましたが、協力して取り組む中で素晴らしい成果を得ることができました。プレゼン準備や台湾での生活を通じて、台湾の歴史や文化に触れる貴重な機会にも恵まれた台湾ASEPにすることができたようです。この経験を活かして、今後さらに成長していく彼らの活躍を期待しています。


【ASEP2024参加生徒の感想】
「今回私は生きてきたバックグラウンドが大きく異なる人達である台湾の人といっしょにプロジェクトを進めていきました。進めていく中で日本と台湾とのルールの厳しさの違いや、ファストファッションについての重視する点の違いなど沢山の違いで対立とまでは行きませんが、すれ違うことが多くありました。しかし、台湾の良さと日本の良さを対立させるのではなく、メリットをかけ合わせたり、部分部分で台湾、日本が進んでいるところは取り入れたりすることで協力し、日本人だけでは達成できないプロジェクトになったと感じています。国際的に協力し、目標であるプラチナを取れたことは、日本と台湾の違いを理解し、共創することの大切さを学べたと感じています。」

「誰かと協力して何かをするということが苦手だったので少し不安だったが、参加してみてみんなで助け合って沢山コミュニケーションを取れたのでよかった。チームで賞を取った時はみんなで喜べたので嬉しかった。」

「今回深めたファストファッションは、私たち学生の日常生活にも深く繋がっている、普段の行動に結びつけやすいテーマだ。私はあまり普段から服を買うことが少ないが、特に服を買う時は自分が今どれくらいの量服を持っていて、何を買うべきかよくよく精査することが必要性を痛感した。また、服を選ぶときの基準として、これまではあまり環境への影響を考えることはなかったが、もっと重要な条件として考えたい。これらを私の私的な生活内で行い、どうすればよりやりやすくなるかを併せて考えることで、よりこの考え方を広める方法を探り、学びを深めたい。」

「ASEPではネットゼログリーンライフスタイルが掲げられ気候変動に対して解決に向けたアクションを起こし、プレゼンを通して個人の意識の改革の必要性を訴えることができた。これらから気候変動に対するゴールについて学べたと思う。これから自分も一個人としてファストファッションを買うことに抵抗感を持って出来るだけ買うことを避けて品質やデザインの良いものを長い間使っていけるようにしたいと感じた。また今回のASEPを通してみんなにファストファッション自体を知ってもらったりファストファッションが引き起こす問題について考えてもらうきっかけ作りは出来たが実際にはファストファッションのトレンドを止めることは出来ていないのでそこに焦点を当てて自分たちが出来ることでファストファッションのトレンドを抑える方法はないか模索したいと考えらようになった。」

「私にとってのこの活動を通しての一番の学びは、文化背景や言語が違ってもお互いに理解し、分かり合おうとすることで、その壁を感じることなく友好関係を築くことができるということである。この活動に参加するまでは、しっかりとした国際交流を行ったことがなく、国を越えた友好関係の構築に関して不安があったが、自分から積極的にコミュニケーションを取ったり相手のことを理解しようと努めることで、だんだんと言語や文化の壁を感じないほどに距離が縮まっていった。ここから、主体性を持ってお互いを知ろうとする意識がより良い友好関係に繋がっていくことが分かった。」