高校 経済産業省「未来の教室」実証事業に参加しました
2025.2.26
高校3年生GLコースの正課授業「グローバルAP」では、11月末に全員が12,000字の探究論文を提出し、授業内における“探究学習”を終えました。その後、「もし、あなたの探究プロジェクトを、教員ではなくAIがサポートしていたら、どんな結果になっていただろうか?」というテーマで「未来の教室」の実証事業に参加したい希望者を募ったところ、6名の生徒が参加してくれることになりました。
経済産業省「未来の教室」についてはこちらから↓
https://www.learning-innovation.go.jp/
この6名は、12月上旬から探究用生成AIを活用し、再度自分の探究プロジェクトに取り組み始めました。その中で同じテーマをブラッシュアップする生徒もいれば、テーマを全く違うものに変えて改めて自分が本当にやりたい探究と向き合う生徒もいました。3か月という期間設定の中で実施しなければならず、時間との闘いという面もありましたが、それぞれが自分の目標に向けて取り組むことができました。
2月17日(月)には、本事業でお世話になっているライフイズテック株式会社の本社を訪れ、経済産業省の方へこれまでの成果を発表する報告会を実施しました。多くの大人たちを前に当初は緊張した面持ちでしたが、堂々としたプレゼンテーションを披露することができました。今回の報告では、自身の探究活動とともに、生成AIを使って探究することの利点なども発表しました。生徒たちは「AIは自分では探せないような文献などを紹介してくれたり、聞きたいときに時間を選ばずマンツーマンで教えてくれる」などのメリットがあると考えた一方、「自分たちが2年間かけてやってきた探究が一瞬で終わる可能性もあって、どこは自分で考えないといけないのか、どこにオリジナリティを入れていけばいいのかなどを考える必要がある」といった感想を抱いていました。今後、授業におけるAIの活用方法は生徒も教員も一緒になって考えていかなければならない課題であるため、本事業への参加は大変有意義なものとなりました。
なお、報告会のあとは、アマゾンウェブサービスジャパンの本社を訪問し、生成AIを支えるAmazon Web Services(AWS)の仕事を見学させていただきました。
本事業においてご協力いただいた皆さま、どうもありがとうございました。
