中3 第77回高円宮杯全日本中学英語弁論大会出場
2025.12.15
11月26日から28日まで開催された第77回高円宮杯全日本中学英語弁論大会に、中学3年生の山田捺琴さんが地区予選を勝ち進み出場しました。
この大会は、英語圏に居住した経験を持たず、同居親族に英語を母語とするもしくは英語圏出身のものがいないなどの条件をクリアした生徒が参加できます。年々レベルが上がってきていると言われています。その準備段階から、山田さんは非常に前向きに楽しみながら果敢に取り組むことができました。自己表現を発揮する素晴らしい場を得たことにとどまらず、全国から集まる同世代の仲間と繋がることができる機会を得ることができました。

【山田捺琴さんの感想】
第77回高円宮杯全日本中学校弁論大会に滋賀県代表として出場しました、3年2組山田捺琴 です。各都道府県から代表者として集まったみなさんと過ごした東京での4日間は、全てが夢のようで、日常とはまるでかけ離れていました。初めて会ったにも関わらず、4日後にはまるで幼馴染のように笑い合っていたことが今でも不思議でなりません。「仲良くなれなかったら どうしよう」なんて心配はいりませんでした。消灯時間まで語り合い、慰め合い、応援し合った時間はかけがえのない思い出です。
同じ土俵で戦った仲間にはたくさん褒めてもらい嬉しかったのですが、全国から集まった人達と四日間過ごしたことで、自分はまだスタートラインに立ったばかりなのだと痛感しました。
一番驚いたことは、ルームメイトが携帯を耳に当てた瞬間、英語を話し出したことです。ご両親との会話が英語だと聞いた時は「自分とはベースが違うのだな」と落ち込みました。方言が通じず言い換えるときや、挨拶、ジョークが英語だったので、とても勉強になりました。みんな「日本語よりも英語の方が話しやすい」と言っていて、驚いたのを覚えています。日常では考えられないようなことばかりで、彼らのとても綺麗な発音や、語彙の豊富さに多くの刺激を受けました。後から思い返してみると、舞台上の私は「声が小さかったな」「表現力がなかったかも」 「あそこの発音を間違えていた気がする」と後悔は多かったですし、もちろん悔しい気持ちが 少しはあったと思います。けれど、東京でみんなと過ごしたあの四日間は、間違いなく私の大 切な思い出の一つです。同じ国に住んでいるのだからいつか出会うことがあるはず。きっと、いつかまた会える。そう、信じてる。I believe we will definitely meet again.たくさんの約束を交わし、滋賀へと帰ってきました。今回の経験を最大限に活かし、高校でも様々なことに挑戦していきたいと思います。支えてくださった先生方、応援してくれた友達、何度も練習に付き合ってくれた家族に感謝の言葉でいっぱいです。本当に、ありがとうございました。
