高校 リアルタイムAI翻訳を活用した多言語交流ワークショップをラチーノ学院と実施しました
2026.6.15
2026年6月5日(金)、滋賀県東近江市にあるブラジル人学校「ラチーノ学院」において、本校高校生とラチーノ学院の高校1年生が参加する多言語交流ワークショップを実施しました。
本ワークショップは、株式会社みらい翻訳が提供するリアルタイム翻訳システム「リスニングアシスタント」を活用し、日本語とポルトガル語の言語の壁を越えた対話の可能性を探る実証事業として、一般社団法人インパクトラボとの連携のもと実施しました。なお、本取組は4月に本校で行った留学生との交流ワークショップに続く第2弾です。

▲ リスニングアシスタントを使用する生徒たち
【アイスブレイクから始まる交流】
ワークショップは体育館でのアイスブレイクからスタートしました。じゃんけん電車や伝言ゲームを通じて、言葉だけに頼らないコミュニケーションを体験。最初は緊張した表情だった生徒たちも、ゲームが進むにつれて自然と笑顔が増え、両校の生徒が打ち解けていきました。司会・進行は本校の川辺純子教諭が担当しました。


▲ じゃんけん電車でアイスブレイクする生徒たち・川辺純子教諭による進行の様子
【「移動」をテーマにしたグループワーク】
後半のグループワークでは「移動」をテーマに対話を行いました。日常的な通過点(駅・バス停・空港など)についての話し合いから始まり、「移動することは私たちの人生にどのような影響を与えるのか」という問いへと発展。ブラジルから日本へ来た経験や家族の仕事による移動など、それぞれの生活背景から生まれた多様なエピソードが語られました。
生徒たちはリスニングアシスタントを活用しながら、翻訳結果だけでなく相手の表情や反応を見ながら対話を進めました。時に誤訳が生じた場面では「本当はこういう意味なんだ」というやり取りが生まれ、それ自体が新たなコミュニケーションのきっかけになっていました。

▲ グループワークで対話する両校の生徒たち
【生徒の声】
ワークショップ終了後のアンケート(回答数:35名全員)では、以下のような感想が寄せられました。
「ツールを使うことで相手を理解できた」
「母語で安心して話せた」
「相手の文化や考え方を深く知ることができた」
「もっとポルトガル語や日本語を学びたくなった」
ラチーノ学院の生徒からは、「このツールのおかげで、言葉を考え、発音を間違える心配をせず、もっと自由に話せた。会話はより速く、より深くなった」という声も聞かれました。
【今後に向けて】
本取り組みを通じて、言語の壁のハードルが下がることで生徒たちが自然に交流できることが改めて確認されました。本校では、今後もラチーノ学院・インパクトラボ・株式会社みらい翻訳と連携しながら、多文化共生社会の実現に向けた実践的な学びの機会を継続していきます。
参考:株式会社みらい翻訳
https://miraitranslate.com/
参考:一般社団法人インパクトラボ・公式note
https://note.com/impactlab/n/n07b179c46629