日本一の附属校における
先行モデルを目指して。

学校という学びの場所の意味が問われています。一人一台のタブレット端末は学びの場所を選びません。学びが受動的なものから主体的・探究的なものへの進化の現れの一つです。すでにその変化を捉え、学びのスタイルを変革し続けてきました。今年からは、AI学習アプリの活用により、一部教科の学習履歴を管理できるようになりました。中高大院まで「学びのシームレス化」をはじめます。

しかし、どんな変化があっても、学びの原点は変わりません。これからも「確かな学力の上に、豊かな個性を花開かせ、正義と倫理を持った地球市民」の育成に努めて、生徒の成長に寄り添う教育をこれからも展開して参ります。

学びの 内容・方法・空間 の 3改革


基礎・探究から社会実装へ

加速するグローバル化など社会が目まぐるしく変化する中、教育も変革を迫られています。リツモリでは、次代に求められる力の育成をめざし、学びの内容を進化させています。


基礎から探究へ、
探究から社会実装へ

社会・人間・自然に対する「もっと知りたい」という知的好奇心・関心がすべての学びの出発点です。「テストで高得点を得たい」というレベルではなく、「他人の役に立ちたい」「社会を良くしたい」という社会貢献への志を学びのモチベーションにすることが大切です。

そのうえで、現代社会では、「答えのない問題を解く力」=探究学力の修得が求められています。ただし、探究学力は確かな基礎学力が伴ってこそ、より深いものとなります。したがって、「基礎学力に裏打ちされた探究学力」の修得が必要となります。

リツモリでは、探究する学びをさらに一歩進め、社会課題を発見し、その解決に向けて実際に社会に変化を起こす活動に取り組むことを「社会実装」の学びと位置付け、それを重視しています。


文理融合の
「HAS-STEM」

社会課題を発見するためには、科学技術分野(STEM=Science、Technology、Engineering、Mathematics)だけではなく、人間や社会に対するまなざし(Humanities)が重要です。また、課題を創造的に解決するアプローチとして、デザイン・芸術(Art)分野の素養やスポーツ健康(Sports、Health)分野の身体感覚を大事にしたいと考えています。それを文理融合の「HAS-STEM」と命名し、これからの「学びの内容」づくりの指針にしています。


主体的な学びを追究する「R-style」

「インプット×アウトプット」「リアル×オンライン」を自在に組み合わせ主体的な学びを追求するのがR-styleです。
進路選択や時に社会変革につながる探究的学びがゴールです。



教室・廊下等を開かれた学びの場に
リツモリ・ラーニングコモンズ


教室の「対面 × オンライン」
のハイブリッド化

教室と同じ学びを自宅でも実現する。大学で導入したハイブリッドシステムを参考に、マイク・カメラを全教室に設置、対面・オンラインのハイブリッドで授業を展開できるよう整備し、コロナ禍でも学びを止めません。

生徒主体の学びの空間へ

「黒板は正面にあるもの」との常識を覆し、窓をのぞく3面すべての壁をホワイトボード化。プロジェクターの映像も3面どこにでもいくつでも投影可能となり、教室がいつでも自由に議論やプレゼンテーションができる空間に。グループワークを中心とした「生徒が主体的に学ぶ」学習スタイルへの変換を進めます。また、各教室の壁を一部撤去し、授業中のクラス間の行き来を活発にすることで、クラス単位だけでなく、学年単位での授業を行ったり発表の場を設けることも可能になります。

学校は、学びの巨大空間へ

これまでのオープンスペースにインフィル(間仕切り)を設置し、学習、発表、集まり、交流の場とします。オープンスペースをラーニングコモンズとして整備することで、教室だけにとどまらず、学校の空間全体が学びの空間となります。

学びが変われば、
机も変わる

タブレットに加えノートパソコンも使用する学習スタイルに合わせて、個人机のサイズを従来の60×40㎝から60×60㎝へ変更します。正方形の机はどの向きからでも座りやすく、またグループワークなどいくつかの机を組み合わせての学習がスムーズに行えます。