高校 ワン・ワールド・フェスティバルfor Youth 2019に参加しました
2019.12.19
今日さまざまな視点から取り組まれている「国際協力/SDGs」という分野。問題を知るだけでなく、解決に向けて何かアクションを起こしたいという若者が今増えています!そんな方のための「最初の一歩」となる高校生を中心としたイベントが、このワン・ワールド・フェスティバル for Youth(ワンフェスユース)です。「高校生実行委員会」や「ボランティアリーダー」として、関西地域の様々な学校から高校生たちが集まり、定期的に会議を重ね、テーマの決定・企画・運営・広報など準備をし、開催しています。第6回目となる今年度は、2019年12月15日、大阪YMCAにて開催されました。
高校生実行委員を務めました!
ユネスコ委員会1年生の草分望海さんは、本フェスティバルの高校生実行委員を務めました。今年7月からこの日のために何度も議論を重ね、試行錯誤を繰り返す中でこの大会を迎えました。実行委員の中でも1年生は彼女ただ一人。経験の少なさを努力でカバーするその手腕に、他校の先生方やNGOのみなさんからも高く評価をしていただきました。
草分さんを始めとする実行委員会チームは、「パラリンピック競技体験&クイズ」として、ボッチャ体験会を行いました。ボッチャとは赤青のボールを投げ、白い的球にどれだけ近づけることができるかを競うスポーツで 、パラリンピックの公式種目にもなっています。 高校生のみならず、小学生から大人まで多くの人たちと楽しみながら学ぶことができました。
ピーススタディプログラムの発表を行いました!
この夏ポーランドおよびドイツで実施した、立命館守山Global Leadership Program「ピーススタディプログラム」に参加した4名の高校生が、現地での学びや難民問題の啓発活動のために発表を行いました。会場は30名ほどの聴衆で満席となりました。
アウシュビッツで撮影した映像も用いながら、どのような状況下で迫害が行われていたのか、またベルリンの壁で分断された人々がどのように壁を乗り越えようとしていたか、について伝えました。「負の歴史を残し、そこから学ぶことが歴史を繰り返さないために重要である」というメッセージが伝えられました。また、ドイツで難民のサミッシュさんから聞いた壮絶な旅路のお話、そして世界での難民問題の現状や高校生にできることが紹介されました。
負の遺産に訪問した彼らは歴史についてだけではなく、現在の難民問題に繋がる問題であることを学びました。そして難民問題は対岸での火事ではなく、自分ごととして捉えるべきであることを生徒たちは強く感じました。プログラムで出会った人々の思いを伝える貴重な機会を与えられたことに感謝します。