総長ピッチオーディション ファイナル進出決定!

2020.1.6

12月21日(金)、立命館大学朱雀キャンパスで開催された「総長ピッチチャレンジ オーディション」において、ユネスコ委員会のチームXが、ファイナル出場進出を果たしました。大学生や院生と対等に渡り合っての高校生ファイナル進出は快挙です!

総長ピッチチャレンジとは、学校法人立命館主催のもと、生徒や学生のプロジェクトをビジネスレベルまでブラッシュアップし、総長へピッチを行うコンテストのことです。参加者には、ソニーの起業家育成プログラムであるSSAP(Sony Startup Acceleration Program)(※1)による本格的な支援を通じて、最終的に本気で起業できるレベルまで仕上げていきます。オーディションを経て勝ち残ったチームは総長を始め、立命館学園の関係者に直接プレゼンをすることができ、優勝チームには、自身のプランに基づいた海外研修が提供されたり、その中でも優れたプランにはソニーや立命館より継続的に支援や出資などが行われる予定です。

ユネスコ委員会の生徒4名も、11月から4回にわたる総長ピッチレクチャーに参加し、最後の最後までブラッシュアップを重ねてきました。彼女たちは、10月に開催された第3回HeForShe全国大会(※2)で発表した「絵本を通してジェンダー意識を改善する」というアクションプランが、いかにすればビジネスレベルまで到達するのかということを軸に考え、活動してきました。
子どもに絵本を買い与えるとき、大人は何を基準にして選んでいるのか?判断基準の一つには、自分たちが子どもの頃に読んでいたから、というのがありますが、そこには現代社会にはそぐわない古い価値観が植え付けられていることを問題視しています。そこで現代的な価値観(ジェンダー・フリーやダイバーシティ)を反映した絵本を誰でも自由に投稿・読めるアプリ「ピクフリ」の開発を検討しています。実現性はもちろんのこと、社会問題を“自分ごと化”できている点、2025年・2030年という世の中をリアルに見据えられている点が高く評価されたものと思います。

総長ピッチファイナルは、1月10日(金)、立命館大学朱雀キャンパスで開催されます。みなさん、応援のほど、よろしくお願いします。
なお、この総長ピッチオーディションには本校卒業生で元ユネスコ委員会の委員長をされていた吉岡真凜さん(理工学部2回生:写真)も参加されており、見事ファイナル進出を果たしました。

(※1)SSAP(Sony Startup Acceleration Program)とは、ソニーが持つ起業のノウハウや開発環境を、新規事業を創りたいと考える全ての方に提供し、サポートをするプログラムです。
(※2)第3回HeForShe全国大会の様子はこちらから