高校 ポーランド・日本語インターンシップ派遣生徒の奮闘

2023.1.30

本校では高校3年生の3学期、ギャップタームと位置付け、高校の学びを活かしつつ大学での学びへと主体的に繋げ、チャレンジするためのプログラムがあります。まだコロナ禍ではありますが、2022年度はポーランドにある本校の教育交流校であるサンスター日本語学校へ、グローバルコース3年生の吉田萌さんを派遣しています。

日本語授業は対面、オンラインのいずれでも実施されていますが、日本から来た高校生と直接会話できるとあって、授業でも引っ張りだことのことです。また、サンスター日本語学校の奉仕部ではウクライナ難民支援に熱心に取り組まれており、そのボランティア活動にも参加させていただいています。

1月25日はカルチャーセンターで開催されている難民の子供達対象のワークショップを訪問しました。ワークショップを主催されているのはウクライナご出身のカタリナ先生。自身も難民でありながら、心に深い傷を負った子供達120人のために献身的に絵画ワークショップを開かれています。訪問した吉田さんは、本校で兵頭先生にウクライナ難民支援のご講演を頂いた際の生徒、保護者、教員からの寄せ書きを読み上げ、サンスター日本語学校からのお菓子を一人一人のご子ども達に手渡しました。子ども達の腕に日本語を書いてあげるサービスも大好評でした。

カタリナ先生のワークショップでは、子ども達は自分のふるさとや家族についての絵を描いています。現在これらの絵の、日本国内のサンスター日本語学校と関わりの深い仙台、東京、そして本校での巡回展覧会の開催を予定しています。吉田さんはカタリナ先生から日本代表として30枚程の絵を受け取りました。言葉も全く分からないこの異国の地で、大役を勤め上げたとのことです。
その他、日立製作所クラクフ支社にて茶道のプレゼンテーションを行うなど、精力的に現地で活動しています。間も無く帰国を予定しており、帰国後は現地での体験を本校生徒に広く伝える予定をしています。