高校サイエンス 2022年度 次世代エネルギー探究を実施しました

2023.2.22

2月17日から18日、SSH校外研修「次世代エネルギー探究」を実施しました。この研修では、日本最大のメガソーラー施設とバイオマスエネルギーの工場見学、そしてそこで働く人たちとの交流を通して、日本のエネルギー問題と、「働くこと」を考えます。

1日目には、パシフィコ・エナジー株式会社様が有する、岡山県のメガソーラー発電所を見学しました。まず、その大きさに圧倒されましたが、なんと言ってもその場で働く方々のプロフェッショナルさに圧倒されてしまいました。 次世代のためのエネルギー開発をするというミッションのもとで、環境への影響はもちろんのことながら、地域の方々のことを心底考えて、誰一人置き去りにしない開発をしておられるということを学びました。 かっこいい、働く大人と出会える素敵な場で、刺激をたくさん受けてくれたと思います。

2日目は蒜山に移動し、GREENable HIRUZENを訪れて、CLTの建築物を見たりしました。木を使わないと山は廃れていく。森林伐採なども問題かもしれないけれど、使わないことも問題になるなど、たくさんの学びがありました。さらに銘建工業株式会社様を訪れ、バイオマス発電工場を見学しました。自社で生じる産業廃棄物となってしまう端材を用いて発電を行っており、SDGsを意識した社会的意義の大きい事業と、それを仕事とする人たちを見て、生徒たちも将来のビジョンを膨らませてくれたと思います。

生徒も教員も、今回の研修を通して「プロ」として働く大人のかっこよさに感動していたように思います。

今回ご協力賜り、訪問させていただいた企業は以下の通りです。
パシフィコ・エナジー株式会社
https://www.pacificoenergy.jp/
銘建工業株式会社
https://www.meikenkogyo.com/

以下、生徒の感想の一部です。
・自分は建築学科に行くけれども、パシフィコエナジー株式会社の方の話を聞いたり、様々な経歴をお聞きする中で、職業の業種に関わらず自分の夢を追いかけたり、挑戦し続けておられると感じ、自分の将来に対する夢の幅が広がった。
・工場一つでもたくさんの工夫や色々な方面への配慮があってこそ成り立つのだと知った。また理系の仕事だと思っていたが、様々な種類の仕事があって色々な人が活躍してやっと成り立つのだと知って、視野が広がった。