グローバルウィーク第2弾!アラブ首長国連邦・アブダビ首長国王立科学技術系高等学校より学校訪問実施中

2023.7.14

 7月10日から7月14日、アラブ首長国連邦・アブダビ首長国王立科学技術系高等学校より学校訪問を受け入れています。18名の高校生が本校を訪れ、本校での授業交流や部活動を体験しています。本プログラムは立命館学園受託研修事業の一環であるアブダビ日本語教育プロジェクトの「短期訪日プログラム(サマースクール)」となります。
 アブダビの生徒たちは、英語の授業をはじめ、芸術科の6つの授業等に参加し、本校の中高生と交流しました。全くの知らない相手同士、恐る恐る交流を始める緊張感が、あっという間に笑い合い和やかな雰囲気へと変わる様子が見られました。また、放課後には剣道体験や茶道体験など、剣道部・日本文化研究部が中心となっての体験プログラムを実施し、日本の部活動とともに日本文化の体験も行いました。
 受け入れ初日より各生徒にGLコースのバディがつき、歓迎の交流会などを企画運営しています。バディ生徒は12日は琵琶湖博物館に一緒にフィールドトリップに行き、「これは日本語ではどういうのか」といった会話でまさしく相棒になって案内をしていました。14日はいよいよ最終日となり、朱雀キャンパスでの修了式に臨みます。
 異文化との出会いは、自分自身や自身のアイデンティティに気づくきっかけともなる貴重な機会です。彼らの熱心に日本語や日本文化を学ぶ姿に、刺激を得た生徒たちも多くいたようです。生徒たちには今回の経験を活かし、今後も様々な世界と出会ってほしいと願っています。

【授業交流した生徒の感想より】
・日本とは全く違う文化だということを実際にお互い話してみて、改めて実感した。思っていたよりもフレンドリーな子が多かった。初めてアラビア語を教えてもらって書いてみたけれど、日本語とは違って右から左へ書いているので難しかった。宗教がすごく表立ってしまって、不自由が多いのかなと勝手な偏見を持って遠い存在だと思っていたけれど、実際はすごく身近に感じることができた。

・初めてのイスラム系の人との交流だったので、少し緊張したが、フレンドリーに接してくれたので楽しく会話することができた。お互いの母語を話せなくても英語を通して会話ができ、話が通じたことに感動した。日本の文化や言語を教えたり、アラビア語、イスラム教について知ることができて良かったです。