高3 サイエンスAP生命科学部ミニレクチャー
2024.5.24
生命科学部の仲谷仁先生(教授)と同学部大学院修士課程2年の高坂仁さんを講師として招聘しました。
ミニレクチャー冒頭には、GLsコースの生徒たちの中にも何名か希望者がいる中で生命科学部の概要をお話しいただきました。その中で「学部内で4学科あるが明確な境界はない。大学に入って幅広く勉強ができるし、高校の時には生物だけでなく物理も化学も頑張っておく必要がある。」というごもっともなメッセージをみんなに投げかけていただきました。
医学分野に精通されている仲谷先生は、今回のミニレクチャーでは社会医学分野からの視点でヒトの心臓の構造や心拍が発生するメカニズムについて講義を通して、高校で習う生物にさらに専門的な内容を学ぶことができました。
仲谷先生の講義を踏まえて高坂さんからは、バイオインフォマティクスという生物学と情報学・数学・物理学を合わせた分野のレクチャーと、心電図の波形データを測定しそれを解析するという演習を実施しました。お互いの心拍数を測定し解析するという作業は、どの生徒も手首に指をかざしながら心拍をカウントしたり、心拍のサンプルから、「通常」「息を止めた状態」「100m疾走直後」などの身体の状態をグループワークを通して考察したりしました。
今回のミニレクチャーを受けた生徒たちにとって、今やっている高校での勉強が様々な専門分野につながっていくということが実感できた講義になったのではないかと思います。
引き続きサイエンスAPでは、さまざまなスタイルでBKC理系学部とのミニレクチャーを展開していく予定です。