UAEウィーク:アブダビの高校生との国際交流

2024.7.17

7月8日~12日、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国より、王立科学技術系学校Applied Technology Schools(ATS)で日本語を学ぶ生徒19名が本校を訪問しました。これに合わせて本校ではUAEウィークを開催し、交流授業の実施やグローバルコースのバディ生徒によるウェルカムパーティー、部活体験の企画運営、またイスラム文化やUAEについて触れるUAEボードを設置し、多くの中高生がアブダビの高校生たちと交流する機会となりました。

バディ生徒たちは6月からオンライン事前交流会で自己紹介を行い、事前準備のミーティングを重ね、2ヶ月間のプロジェクトに取り組んできました。10日の彦根城へのフィールドワークでは、バディがペア行動の中で宗教に配慮しながらも親交を深めました。最終日の12日には立命館大学朱雀キャンパスで修了式が行われ、本校のバディ生徒を代表して呉山明さんと橋口諒太郎さんが日英両言語で感謝の意を表し、今後の日本とUAEの交流を若い世代から深めていきたいと挨拶しました。また、バディ生徒たちはそれぞれ感謝の思いを綴った手紙をペアの生徒に渡しました。

本校生徒たちにとって、文化や習慣、言語が異なる同年代との交流は、異なる視点やおもてなしの心、相手を尊重する姿勢を学ぶ貴重な機会となりました。このプログラムは学校法人立命館国際協力事業「アブダビ日本語教育プログラム」の一環で、コスモエネルギーグループのご支援をいただいて運営されています。関係者の皆様に心より御礼申し上げます。


◆バディ生徒の振り返りより
異文化を知り、お互いに話して共有し合うことを学びました。世界で争いや差別が起こるのは、お互いのことを深く知らないからだと思います。勝手に決めつけたり憶測を立てたりせずに交流して互いを知ることが、より平和な世界を築く一歩だと感じました。今回の国際交流の経験は非常に良いもので、将来の仕事に活かしたいと思います。

アブダビの高校生との直接交流を通じて、彼らの文化や生活習慣、価値観を深く理解し、異なる考えを持つ人々との交流が自己の視野を広げることを学びました。宗教的な理由から豚肉や醤油が食べられないことを踏まえて、バディを楽しませるためのプランを多角的に考えることができました。

海外で英語がうまく通じず迷惑をかけたと感じることがありましたが、バディをする側になり、英語(アブダビからすると日本語)がうまく話せなくても伝わるし、バディの人たちは理解しようとしてくれるので、恐れずに積極的にコミュニケーションを取ることが大事だと新たに感じました。