高2 AMGLコース海外研修レポート第2弾 ~クラクフ&ベルリンコース・タリンコース~
2025.3.7
3月1日から7コースに分かれ12日間(コースによって異なる)の高校2年生AM・GLコース海外研修を実施しています。第2弾は今年度初の実施となるポーランド・ドイツのクラクフ・ベルリンコースと、エストニアのタリンコースのレポートをお届けします。
◆ポーランド&ドイツ・クラクフ&ベルリン研修レポート:歴史を学びインクルーシブ社会を考える
ポーランド・クラクフとドイツ・ベルリンでの研修が進行中です。長時間の移動を経て現地に到着し、生徒たちは学びを深めています。
クラクフでは、本校の交流校でもあるサンスター日本語学校を訪問、市内観光やフェアウェルパーティーが実施されました。本校生徒の訪問のために多くの生徒さんに集まっていただき、盛大な歓迎を受けました。言語や文化の壁を越えた交流が生まれ友情を深めました。
また、アウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所を訪問し、現地で日本人初の公式ガイドとなられた中谷剛さんご案内のもと見学を行いました。歴史の重み、人種差別の恐ろしさや平和の大切さを実感し、教科書だけでは学べない貴重な体験をしました。写真を撮る手も止め、静かに説明を聞き、展示や景色を見つめる生徒たちの眼差しがとても印象的でした。
歴史から学び、移民政策に揺れるヨーロッパの地でインクルーシブ社会への理解を深めながら、この後ドイツにて平和学習を続けます。
◆エストニア・タリン研修レポート:最先端技術と異文化に触れる
エストニア・タリンでの研修はスマートシティや最先端技術について学んでいます。
EUAS(エストニアアントレプレナーシップ応用科学大学)では、スマートシティの概念を学び、モデル地区「ウレミステシティ」を訪問。現地の公共バスに乗るなど、実体験を通して理解を深めました。また、タリン国際学校では校内見学や、EUASに戻っての文化交流では、互いの国の文化を紹介し合い友情を育みました。
自動運転配送会社「CLEVERON」は、エストニア初の自動配送システムの開発に成功し今も進化し続けています。実際に訪れ自動配送車の仕組みを学び、コントロールルームからの遠隔操作を体験させていただきました。さらに訪れたヴァリャンディの街では、地元の方が伝統的な歌を披露してくださり、心温まる交流が生まれました。
研修後半では生徒たちはこれまでの研修での学びを活かし、現地の方々に向けたスマートシティソリューションのアイディアプレゼンテーション、その後リトアニアに移動して杉原千畝記念館での平和学習を実施します。